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環境保全とサーキュラー
エコノミーの実現につながる、
植物由来ポリエステル

脱炭素と資源循環に、先端技術で貢献する東レの取り組み

東レはサトウキビ廃糖蜜を粗原料とする植物由来エチレングリコールと石油由来テレフタル酸を重合し、溶融紡糸した部分植物由来のポリエステル繊維を開発しています。その原料の割合は2019年の時点で、植物由来原料30%、石油由来原料70%ですが、東レは植物由来原料100%を目指し、さらなる開発を進めています。

溶解紡糸前の部分植物由来ポリエステル繊維は、繊維としての性能は石油由来と同じでありながらCO2排出を13%以上減らします。さらにこれが完全植物由来となれば、最大58%のCO2削減が可能となる見込みです。
また温室効果ガスの排出を大幅に減らすだけではなく、仮に使用後に焼却された場合でも、そのCO2排出は原料となるサトウキビが成長過程で吸収したCO2と相殺されます。

植物由来ポリエステルは、アパレル業界では急速に普及が進んでおり、東レの植物由来ポリエステル「エコディア®」について、お問合せをお待ちしております。

サーキュラーエコノミー推進における植物由来ポリエステルの可能性

植物由来ポリエステルは、石油由来資源からの脱却をうながし、地球環境保全に貢献する画期的な製品です。

世界経済フォーラムは「地球環境と経済的安全保障は切り離しては考えられない」と指摘し、持続的成長の阻害要因として「温室効果ガス、環境劣化、天然資源の枯渇」を挙げています。気候変動問題や資源の枯渇など、深刻化する環境課題を解決に導くためには、新しいエネルギー資源や石油を一部代替できる資源の確保が不可欠です。

東レの先端技術が生み出す植物由来ポリエステル繊維は、地球環境保全を後押しするだけでなく、サーキュラーエコノミーの実現にむけた大きな一歩でもあるのです。